今回のJAPAN STORYは、私の大好きな「カステラ」のルーツを楽しみたいと思います。
今日はWhitedayなので、お返しに妻と昼食後を楽しむ「カステラ」のルーツ「カスドース」をお取り寄せしました。
ポルトガルから伝わった南蛮菓子
400年の歴史を誇る平戸銘菓「カスドース」
「カステラ」はポルトガルから伝わった南蛮菓子を日本人好みに作り方を変えて、現在の形になったそうです。 つまり、カステラは日本独自の和菓子であると言える訳ですね。
では、「カステラ」の元となった南蛮菓子が気になって調べると、安土桃山時代にポルトガルから伝わった菓子「カスドース」と言われています。
「カステラ」そのものよりも「カスドース」の方が、日本に早く伝わっていました。ポルトガルの貿易船が平戸に初めて入港したのは天文19年(1550年)。その約20年後、長崎に港が開かれるまでは平戸が唯一の海外貿易の拠点で、その間に渡来したポルトガルの神父によって、「カスドース」の製法が土地の人々に伝わったそうです。
当時貴重だった鶏卵と砂糖をふんだんに使用し、黄金色に輝く見た目が美しい「カスドース」は、庶民にとって「幻のお菓子」とされていたようで、平戸周辺を治めていた松浦家も、「門外不出」の菓子として扱っていたそうです。