今回のJAPAN STORYでは、「難波京」を楽しみたいと思います。
遣唐使や海運の港として開かれた都「難波京」
「難波京」は645年、1400年前の首都で、現在の大阪市南部に位置し、飛鳥時代の後期から奈良時代の初期にかけて、大和政権の中心地として栄えたそうです。
「大化の改新」って教科書で習ったと思いますが、中国・唐の律令制を手本として、政治改革の舞台となったのが「難波京」で、首都、その後の副都として外交の拠点であり、物流の要所としても重要な場所だったのです。
686年の火事で「難波宮」の建物は全焼し、694年、中国の影響でつくられた都城「藤原京」現在の奈良県橿原市へ遷り、710年に「平城京」へ遷都され副都としての役割も終わりましたが、「難波京」が首都で有り続けていれば、今の関西も大きく違っていたことでしょう。
難波京趾地にある大阪歴史博物館の10階には、それらが詳しく展示されていますので、古代ロマンに触れる意味で、難波京趾を訪ねてみてはいかがでしょうか。
大阪歴史博物館
〒540-0008 大阪市中央区大手前4丁目1-32
開館時間 9:30から17:00まで