以前、JAPAN STORYで、日本最古の仏教寺院、奈良・桜井市の「飛鳥寺」を呟きましたが、今回は、日本で一番古い神社のお話です。
こちらも、奈良・桜井市にある三輪明神 大神神社(おおみわじんじゃ)が最古とされています。
崇神(すじん)天皇7年(紀元前91年)に天皇が物部連の祖伊香色雄(いかがしこを)に命じ、三輪氏の祖である意富多多泥古(太田田根子)を祭祀主として大物主神(おおものぬしのおおかみ)を祀らせたのが始まりだそうで、三輪山そのものを神体(神体山)として、本殿をもたず、拝殿から三輪山自体を神体として仰ぎ見る古神道(原始神道)の形態を残した神社です。
「古事記」や「日本書紀」の神話に記され、「古事記」によれば、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)の前に現れ、国造りを成就させる為に「吾をば倭の青垣、東の山の上にいつきまつれ」と三輪山に祀られることを望んだとあります。
「大神」と書いて「おおみわ」と読むように、古くから神様の中の大神様として尊ばれ、国造り神、国家の守護神として祀られたそうです。
もともと日本は八万神(やおよろずのかみ)を信仰していましたが、仏教の教えが優れた文化や書物と一緒に伝えられると、外国から来た神として、その信仰はまず貴族など上流階級の人々の間に広まったのですね。
日本最古の「神社と仏教寺院」が祀られる奈良・桜井市。
一度歴史散策する価値ありですよ ^_^