2023年 6月17日(土) 天気も良いので妻とミクとドライブを楽しながら天橋立まで行ってきました。
途中、お昼に美味しい海鮮丼を楽しんだ後、天橋立の松林を海辺に沿って歩くと潮の香りと波の音が、子供の頃の、何だか懐かしい記憶を呼びさましてくれました。
天橋立をちょっと深掘り
天橋立は丹後半島東側から流出した砂礫が海流に運ばれ、野田川の流れとぶつかり堆積してできたと言われていますが、それではロマンチックでないので、天橋立を深掘りした昔話をご紹介します。
この岬に住む老人が、海から漂着した小さな船を見つけました。船の中には、美しい女性が倒れていました。老人は女性を介抱し、彼女が目を覚ますまで看病しました。女性が目を覚ますと、彼女は老人に感謝の意を示しました。彼女は「私は海の神様の使いです。あなたの優しさに報いるため、私があなたに願いを叶えましょう」と言いました。老人は驚きながらも、自分の願いを述べました。
「私はこの岬から対岸まで歩いて渡れる橋が欲しいのです。長年、岬の先の美しい景色を楽しむために、いつも船に乗っていかなければならないのです。」
女性は微笑みながら言いました。「あなたの願いを叶えますが、その代わりに、この岬に建てられた橋は、毎年一度、私が巡る際には姿を消すことになります。」
老人は橋を渡って対岸に行けることができる喜びを感じました。彼は女性にお礼を言い、岬から対岸まで続く美しい橋、天橋立が現れるようになりました。
毎年一度、特定の日時が訪れると、天橋立の橋は姿を消すと言われています。この現象は、女性の神様が巡る際に起こると言われています。女性の神様が天橋立を訪れると、彼女の力によって橋が霧に包まれ、姿を消すのです。この短い間だけ、天橋立は神秘的な存在となり、人々の想像力をかき立てます。
天橋立の橋が消えるとされる時期は、9月から10月にかけての間とされることが多いです。この時期は秋の深まりを感じる頃で、天候が変化し霧が発生しやすい季節でもあります。
昔話ってロマンチックですね。