300回を数えるエージシューター
青山台ゴルフ倶楽部 所属

吾郷寿一さん

取材 : 2024年 3月9日(土)

ゴルファーの3大願望は「クラブチャンピオン」・「ホールインワン」そして「エージシュート」であると言われています。通常、「ホールインワン」は10万回に1回の確率とされていますが、「エージシュート」はその100倍の難しさがあります。この難題である「エージシュート」をなんと300回も達成されたゴルファー、吾郷寿一さんについてご紹介させていただきます。


まず最初に、吾郷さんの人柄やこれまでの歩みについて少し触れさせていただきたいと思います。

吾郷さんは大正15年に生まれ、1943年(昭和18年)に18歳で徴兵され、その2年後に終戦を迎えました。除隊後、24歳で大阪工業大学に入学、卒業後、第2種電気主任技術者の資格も取得されています。

若い頃の趣味の一つは「剣道」で、その腕前は二段を取得。また「俳句」にも熱心で、特に「花鳥風月」を題材に、竪題季語(雪・月・花・鶯・雁・柳・桜・紅葉など)を取り入れながら、木々や草花に深い興味と関心を寄せ、その美しさを俳句に表現され、楽しまれていました。

吾郷寿一さんの趣味の草花の資料ファイル

俳句を楽しむために、木々や草花の資料を制作

吾郷さんがゴルフを始められた切っ掛けは?

60歳の時に入会された篠山ゴルフ倶楽部の写真

定年後、60歳の時に篠山ゴルフ倶楽部に入会

会社の同僚達に誘われて練習場やショートコースに行くようになったのが始まりで、初ラウンドは47歳の時に有馬富士カンツリークラブでした。定年を迎える60歳までは「仕事第一」でゴルフは息抜き程度でしたが、定年後60歳で篠山ゴルフ倶楽部に入会し、ここからゴルフの楽しさに夢中になりました。

ゴルフは自己流ですが、毎日練習を欠かさず行い、ラウンド後には反省をもとにした練習も行っていました。特に74歳からはエージシュートを意識し始め、それを目標に掲げるようになりました。

「エージシュート」を目指すには何が必要でしょうか?

はじめに、日常的に運動を行うこと、適度な運動と柔軟体操を欠かさない事ですね。

次に若い時に一生懸命仕事をすること、自分のキャリアを成長させて、成果を出すことで、将来的にゴルフに必要な生活費を得ることですね。

一番大切なのが家族の支えを得ることです。家族と意見を共有することで、お互いの理解を深めることが大切ですね。

最後にそれらを常に前向きに、粘り強く取り組む事です。

インタビューに答える吾郷寿一さん

趣味のゴルフを振り返り、楽しく語る吾郷さん


全日本エージシューターマスターズゴルフ選手権に挑戦

2011年からはじまった「全日本エージシューターマスターズゴルフ選手権」。当時、130回を越えるエージシュートを重ねてきた吾郷さんが、全日本と言うタイトルに挑戦することになった大会でした。この大会は日本のゴルフ人口の中核世代として永木に渡ってゴルフ産業の発展に貢献してきたエイジシューター世代(60〜90歳)の方々に感謝の気持ちをこめ、「新たな生き甲斐創りプロジェクト」として企画、開催されるもので、参加資格はエイジシュートを達成したことがあるゴルファー、及びエイジシュートを目指している60歳以上のゴルファーです。全国から「挑戦者」が集う名誉ある大会なのです。

2011年 全日本エージシューターマスターズゴルフ選手権パンフレット

2011年 第1回大会のパンフレット

2011年 第1回全日本エージシューターマスターズゴルフ選手権記念写真

2011年 第1回大会記念写真

2011年 第1回全日本エージシューターマスターズゴルフ選手権記念集合写真

2011年 大会記念の集合写真

2012年 第2回全日本エージシューターマスターズゴルフ選手権記念写真

2012年 第2回大会記念写真

2016年 全日本エージシューターマスターズゴルフ選手権優勝記念写真

2016年 大会で見事−5で優勝

2016年 全日本エージシューターマスターズゴルフ選手権優勝記念 文部科学大臣賞の賞状の写真

文部科学大臣賞を授賞